2024年2月15日付けで、スペインの大学・科学図書館ネットワーク(REBIUN)が、オープンアクセス(OA)リポジトリの擁護に関する声明を発表しました。
声明は、論文をエンバーゴなしでグリーンOAとして公開できる米国化学会(ACS)の新しいオプションである“Article Development Charge”(ADC)の導入や、スペイン国内におけるリポジトリに関する認識不足を受けて発表されました。
スペインにおいては、OAリポジトリは科学者コミュニティの研究成果のOA化を促進するために非常に重要であるものの、リポジトリが適切に活用されていくためには現実的な障害があるとし、新たな措置として以下の3点の実施を提唱しています。
・転換契約の際の権利保持条項の盛り込み
・転換契約や購読契約の参加機関に向けた付加価値のある新たなサービスの展開
・オープンサイエンス推進のためのスペイン国内における新たな法の整備